白と黒

ウッドラフの清楚な白い小花と、気品に満ちエキゾチックな黒ユリが咲いていた。
雑多な野草コーナーの陰でひっそりとしているので、花が咲いたことも気付かない年もある。

c0147569_20384510.jpgウッドラフの和名はクルマバソウ。
茎を囲むように葉が輪生していて、車輪のように見えることから名付けられた。

乾燥させると甘くよい香りがするので、玄関に吊るして夏頃まで楽しんでいる。

この牧草のような香りはクマリンが含まれているためで、ヨーロッパでは床にまいて部屋中この甘い香りを漂わせたり、お茶やワインに入れて利用されてきたそうだ。






c0147569_215368.jpg黒百合 フリチラリア(バイモ属)ユリ科
草原地帯に自生する黒ユリを見たいが、残念ながらまだ見たことがない。
憧れの花であったが、春の明るい庭で咲く黒ユリは孤高の存在だ。

アイヌの人たちは鱗茎を茹でて油をつけて食べたり、乾燥させて保存食にしていたそうだ。
また地方によっては黒染めの染色に花を使っていたという。
昔はきっと原野のいたる所にクロユリが群生していたのだろう。


また花には悪臭があるため 『呪い』 という花言葉さえあり、ウッドラフと一緒に載せてしまったのが少し気の毒だった?
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by memo-herb | 2008-05-23 22:28 | 山野草
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