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ムーミンの投網 白樺の浮きとオモリ

曇り一時雪
降る雪は、もう春の雪。

生誕百周年を迎えたトーベ・ヤンソン、著書 『ムーミン・コミックス』に白樺樹皮で作られた浮きとオモリが描かれていることを知って、早速読んでみる。

「ムーミンパパの灯台守」の中で、ムーミンが担ぎ持っている網につけられた白樺の浮きとオモリは、細部まで特徴をよく捉えて描かれていることにとても感心。
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『ムーミン・コミックス』 1  ムーミンパパの灯台守 
トーベ+ラルス・ヤンソン著 筑摩書房 より


スウェーデンの白樺細工の本に、漁業用の網につけた浮きとオモリの挿絵が載っていたので、これを参考にして作ってみた。
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オモリは、白樺樹皮で石を包み、紐などで止める作り方。
雪の下になった庭の石は凍り付いて取り出せなかったので、オニグルミを入れたミニサイズ。

浮きは白樺樹皮の丸まる性質を利用したもので、固い筒状になるように丸めて水につけた。

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白樺細工の本に載っている挿絵、漁業用の浮きとオモリ。
トーベ・ヤンソンが描いた浮きとオモリの形によく似ている。

白樺樹皮で作られた浮きは、今でも日本海側の海岸によく打ち上げられているそうで、海流の関係でロシアや中国からのものらしく、残念ながら北欧からではない。

北欧やロシアでは、白樺樹皮で様々な生活必需品が作られ、この漁業用の網につけられる浮きとオモリもいろいろな作り方のものがある。
以前に作ったキューブもフィンランドでは、漁業用の浮きとして使われていたそうだ。

トーベ・ヤンソンの本を読んだのは初めて、他の著作にもフィンランドの白樺細工が描かれていそうなので、少しづつ読んでみようと思う。

フインランドのヒンメリもどこかに描かれていないだろうか、本を宝探しするように読むのは初めてだ!
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by memo-herb | 2015-02-28 23:36 | クラフト

白樺樹皮の笛

曇りのち時々晴れ

暖かな日が続き、家の前の砂防林が気持ちよさそうに見えて、長靴で入ってみた。
ザラメ状になった雪の斜面は、長靴が半分ほど埋まる位で、スキーやカンジキがなくても歩くことができる。

家の正面に見える大きな白樺の木の下で、白樺樹皮の笛を記念撮影してみた。
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白樺樹皮で作った笛は、北欧やロシアで森に入った時の、動物除けや合図に使われていたもので、ラッパのような単純な音。



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白樺樹皮で作る森の道具、また少しづつ作っていきたいと思う。

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オニグルミの木
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冬芽は、北欧の妖精の顔にも見えるから不思議だ!
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by memo-herb | 2015-02-20 23:44 | クラフト

白樺 ショルダーバック

晴れ
冬を忘れてしまいそうなうららかな日。
半年ぶりに家の窓からエゾリスを見かける。
雪の斜面をスルスル走りまわり、秋に埋めていたオニグルミを探している様子。

春になったら、と思っていた白樺のショルダーバックの出番も早まりそうだ。
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長さが50センチ足らずの薄い樹皮で、小さなショルダーバックを作った。
留め具の候補が何点かあったが、結局シンプルな形に。

留め具は白樺の太い根を加工してみると、スムーズに削ることができたので、とりあえず使ってみることにした。
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この留め具は、巣箱を掛けている白樺の根を、秋に掘り起こしたもので作った。
かごの縁かがりに使いたくて、庭の花壇に潜り込んでいた根を少しだけ採ったもの。
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太い牛蒡のような根は、白くなるまでナイフで削って乾燥させておいた。

白樺の根っこで作った留め具は柔らかで軽く、白樺の木で作られたカップアイスのへら(スプーン)のようでとても庶民的。

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昨年作った白樺のトートバックも、黄色い樹皮の濃淡が明るくラフな感じで、鮮やかな野菜が似合いそうな庶民派。

本物の春までもう少し!
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by memo-herb | 2015-02-17 21:25 | クラフト

白樺 イパプケニ (鹿笛)

曇り
昨夜まで吹き荒れていた風も止み、暖かな一日。

アイヌ民族が鹿狩りに使っていた 『イパプケニ』を作ってみた。
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切り餅くらいの板に吹き口を削り、吹き口から板の中ほど表面に穴を開け、リードになる白樺の樹皮を薄く剥いで紐で貼り付けた。

リードには、鹿の膀胱を使っているのが多くみられるが、白樺樹皮も使われていたことを知って作ってみることに。
アイヌ民族は、鹿の鳴き声に似た音がでるイパプケニ(鹿笛)で鹿をおびき寄せ、一本の毒矢で仕留めたそうだ。

作ってみたイパプケニ(鹿笛)を吹いてみると、白樺樹皮が振動することで雑味も感じられ、エゾシカの鳴き声のようにも聞こえる。
実際には、張った鹿の膀胱や白樺樹皮を指で押さえ、いろいろな場面の鹿の鳴き声に似せた音を吹いていたそうだ。

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材料は、柔らかく粗い赤松の板、チェプケリ(鮭皮のくつ)に使ったツルウメモドキを撚った紐の余り、白樺樹皮を一枚に剥いだもの。

鹿笛は、まだ家の中でしか鳴らしていない。
雪原でおもいっきり吹いてみたいが、エゾシカが集まってきたらどうしていいか分からない。

家の近くの幹線道路は、鹿の通り道になっているらしく、スピードを上げて走る車にも平気で道路を横断するエゾシカに驚くことがある。
この笛で、車には注意するようにと、警戒音の鳴き声を吹けるようになれないだろうか!
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by memo-herb | 2015-02-16 21:05 | クラフト